デスクワークからくる肩こりと首の痛み
Aさんは、最近ますます肩こりがひどくなってきて、いつもの整体やマッサージではダメだ~!と思い到って、来院されました。
お話を伺ってみると、デスクワークで一日中パソコンに向かい続ける仕事で、最近は肩こりだけでなく、首と目の奥の痛み・頭痛、時には吐き気まですると悩んでいました。
肩こりは、長時間同じ姿勢が続くことで首・肩・背中周りの筋肉が縮んだままになって血流が悪くなり、細胞に酸素や栄養がいかなくなって、疲労物質が溜まって痛みが出やすくなっている状態です。これが俗にいう「肩こり」の状態です。
こんなことからも肩こりの症状が
- 空き時間はほとんどスマホ!(ゲームも含む)
- 仕事で長時間同じ姿勢が続く
- 1日12時間ぐらいは普通に職場にいる
- 首肩周囲の筋肉の緊張と血流の低下
- 画面や考え事、作業に集中して身体に余分な力が入っている
- 集中すると歯をくいしばったり、唇をかんでいる
- 目の疲労からドライアイになっている
- 肩をすぼめて、首に力が入っている
- 座り疲れて腰が丸くなっている
- 足を組んだ方が楽に座れる
- 首が前のめりで、アゴが前に突き出している
- マウスを持つ右手人差し指と中指に力が入り過ぎている
- キーボードとマウスで腕がパンパン
- とにかくイライラする
1時間に1分のプチ休憩を!
肩こりは、長時間の同一姿勢が問題!
デスクワークなどの仕事が続くと、
肩がつらい、目が疲れやすく、頭がスッキリしない、という方が多くいます。
肩こりや首のこりは、本当にうっとうしいもの。
こうなってしまうと、体だけでなく、頭の回転数も、気持ちも低下しがちです。
これでは仕事も思うようにはかどりません。
一番の問題は筋肉や関節をいつも同じ長さで使っているのが問題です。
簡単に言えば、同じ姿勢が長すぎる!
でも、デスクワークだから仕方がない、と思うでしょうが、
椅子に座って、PCに向かって、マウスを持って、キーボードを打って・・・
は同じだとしても、
・肩甲骨の位置はどうなるのが理想?
・後頭骨をどう意識するか?
・足首はどんな風に使っているか?
・舌の位置はどこに置いている?
どれもこれも、考えたことがないかも知れません。
肩こりは仕方がないもの・・と諦めないで、
先ずは仕事の合間に1回30秒のストレッチを取り入れましょう。
ほんのちょっとのひと工夫で、少しでも気持ちよく仕事に向き合いたいものです。
そこで今回は、オフィスで簡単にできる、肩こりと目の疲れ解消法をご紹介します。
パソコン作業は無くなることはありません。
肩こりは、首・肩だけでなく、目の疲れ、腕、手指の疲れが関係します。
頭は4~5キロの重さなので、上手に付き合わないと、PC作業はあなたの首肩のコリ、頭痛の原因となります。
まずは、重たい頭を支えている首のストレッチを行いましょう。
首はとてもデリケートなので、グルグルと早く回すと、首を痛めやすいので気をつけましょう。
オフィスで簡単!1分ストレッチ
① 左右に首を傾け10秒間。伸ばす側の肩甲骨と肘を床に下げるようにして、
首・肩・背中の筋肉が伸びるのを感じましょう。
② 次に①の状態のまま、眼球を動かします。
時計の文字盤12の方向を思い浮かべてください。
眼球を文字盤の中心点から12時方向へ動かす➡中心に戻す
➡1時➡中心➡2時~中心➡4・5・6~12時まで1周するように目を動かします。
こうすることで、目の周りの筋肉を動かし、血流を回復させます。
そして、今度は反対回りに同じように行います。
目を閉じて行っても構いません。
パソコン業務からくる眼精疲労と肩の疲労を回復させて、
肩こりが少しでも軽くなりますように!
簡単な方法ですので、ぜひお試しください。(^^)/