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ストレートネックは元に戻りますか?どこに行けばいですか?
ストレートネックとは?
ストレートネックは症状ではない
正常な頸椎の前弯の角度は一般的に30~40度で、ストレートネックの状態ではこの弯曲を失い、真っすぐに近い状態になっているため、ストレートネックといいます。
正常な背骨は横から見ると、まっすぐではありません。首は前、背中は後ろ、腰は前というように、まずかにS字カーブの状態です。
このS字カーブは、頭部の重さを支え、首や肩への負担を軽減する重要な役割があります。カーブがあることでクッションの役割をしています。
ストレートネックになるとどうなる?
頭はとても重たく5キロもあります。ストレートネックでは、頭を支えるクッションの働きが減っているため、当然首や肩の筋肉に負担もかかるし、首の骨自体にも圧力がかかり、首コリ、肩こりや痛みを引き起こしやすい状況となります。
ストレートネックになる原因
そもそも、ストレートネックになってしまう原因とはなんでしょうか?
実は、ストレートネックになる原因は、あなた自身も気づいていない、日常生活の中に潜んでいることがほとんどです。
代表的なものを以下紹介していきます。
PC・スマホ・タブレット
こういう方が多いと思います。現代はしょうがない、仕方がない…?。
たしかに無くてはならないモノですし、生活の中心? いや、ほとんどすべてかも知れません。人は集中すると、無意識のうちに首が前に出てしまいます。その状態が長時間続くことで首に負担がかかり続けることで、知らずのうちにストレートネックになってしまうのです。
ストレートネックは、別名”スマホ首”。ネットにずっとつながった生活スタイルになった現代では、放っておいたら発症する確率が増えています。
画面の角度の問題
子供たちなら、なおさらのこと。自分で気が付く、自分で気を付けるのは難しいからこそ、大人の見本が大切です。
姿勢の問題
これが現代の象徴?パソコンもタブレットも、生活からは無くなりません。
だから、ストレートネック、スマホ首が増え続けるのは確かにその通り。
であれば、「どんな姿勢で時間を過ごしているか?」がとても大事な問題ですね。
姿勢の対策の入門編としては、
①画面を見るときは、意識的に首を1センチ後ろに引く。
この2点だけでも変わります。ぜひ、お試しください。
生活習慣
仕事時の姿勢、家でPC向き合う姿、テレビ、画面、スマホと考えてみるといつも画面んと向き合う時間が長く、自分と向き合う時間は少ないのが毎日かも知れません。
ちょっと想像してみてください。
ズボンをはくとき、どっちの足から上げますか?
靴下は?靴を履くときは? 階段の一歩目、左右どちらの足から降りる方が安心でしょう? ドアを開けるときはどちらの手?シャツや上着を着るとき、どちらの手から袖通すか?脱ぐ時はどうですか?
「いつも同じはずです!」
こんな何気ない動作を逆にしてみてはどうでしょうか?
かばん、バッグのかけ方は当然のこと、リュックを背負うとき、降ろすとき、いつも同じ側から行うことに慣れすぎているはずです。
こうした何気ない動作の連続が毎日の生活習慣を作っていきます。
これは、動きの動作だけの話です。骨格のバランスや動きの偏りはこんな細かい所から発生します。だから、シンプルに逆動作から始めてみるとおもしろいですよ。
細かく言えば、目の使い方、耳の使い方、息の吸い方、食べ物・飲み物の嗜好、思考の傾向、使う言葉、とっさの反応・・など、生活習慣は自分を形作っていきます。
ストレートネックは治るのか?
ストレートネックは改善できる
そのためには、自分を写真に撮ってもらいましょう。
日常の座っている時、後ろ、横、テレビや画面を見ている時。
何かに夢中になっている時の自分の姿、姿勢、動作。これらを自分で見るとたくさんの発見があるはずです。自撮りでもよいのです。
普段、自分の姿をチェックするなんてことは、あまりないかも知れません
でも、ストレートネックを改善したいなら、自分自身の状態を知ること、これが出発点です。
そうすると、何を気を付けるべきか?がきっと理解しやすくなるでしょう。
ストレートネックの改善ポイントは日常生活にあります。
以下のことは、簡単に取り組めることですから、ぜひ実践してみてください。
ストレートネックを治すには?
③この時、肘は脇から離さない。
首を1センチ後ろに引くようにする
背筋を伸ばしやすくなる
猫背になりにくくなる
首をゆっくりと左右に倒したまま、鼻からゆっくりと深呼吸を2回。
また、後頭部を後ろに引いたまま、深呼吸を2回。
肩甲骨を背骨に寄せるストレッチ、両肘をつけたまま、右回し左回し3回ずつやってみましょう。肩甲骨周辺を動かすことも効果的です。
ウォーキングやヨガやピラティスが出来る方はがんばって挑戦してもよいでしょう。
軽い運動を習慣化することで、首や肩周りの筋肉を使うことは、姿勢改善にも役立ちます。
自分の首のカーブを計測してもらい、自分に合った枕を求めて、何個も枕を持っている方もいますね。
そもそも、枕をするかしないか?高さは「高い」or「低い」方が良いか?の論争は絶えずあります。
私がおすすめするのは、まず今お持ちのマクラを仰向けで肩甲骨に当てて寝てみること。これだけでも、首の負担を減らすことができます。
眠ってしまった後は、誰もわかないから、マクラはどこ行ったかは気にせず、ゆっくり眠ることが大事です。
ストレートネック、首コリでお悩みなら
我慢できない痛みなら、まずは整形外科へ
ストレートネックの根本治療なら
慢性的に続く、首の痛み、重だるさは日常生活の質を低下させます。骨格の歪みや姿勢からストレートネックを根本的に解決したい!という方は、自分の姿勢チェックから始めましょう。
柔道整復師が所属する接骨院、整骨院でも保険が使えますが、整体やカイロの施術を併用している場合、自費治療になります。保険治療がお望みなら、整形外科で診断を受けた後、併設されている理学療法がおすすめです。
ストレートネック対策で歪みや姿勢の改善をするには、マッサージを受けるだけでは不足です。また鍼灸院での鍼治療により、痛みやコリ感、筋肉の緊張緩和には効果が期待できます。しかし、骨格やゆがみの矯正を望むなら別のアプローチが必要です。
接骨院、整骨院、整体、カイロプラクティック、それぞれの考え方やアプローチ法がありますが、ストレートネックが影響して肩・首のこりが出ているなら、ゆがみの元をたどっている必要があります。これには構造学的アプローチをしてくれる経験豊富な治療院が良いでしょう。
クイックマッサージや揉みほぐし
街中には多くのマッサージ店やもみほぐし店があります。ストレートネック対応をしているお店もあるでしょうが、目的はあくまでもリラクゼーション。症状の改善を中心とするものではないとお考え下さい。
ストレートネック状態への骨格的アプローチというよりも、リラクゼーションによる気持ちよさで、コリや不快感の解消、ストレス軽減の助けとなるでしょう。
リラックスすることで一時的に首の疲れを軽減するのも一つの選択です。
しかし、ストレートネックの原因となる骨格の歪みや姿勢を根本から改善したいと思うなら、骨格構造へのアプローチで、骨と筋肉を調整するのが良いでしょう。
接骨院・整骨院は保険適用範囲で行ってくれる可能性はありますが、近年多くの整骨院では自費治療への移行傾向があります。事前に確認すると良いでしょう。
もし、金額のことも考慮して安心、確実に保険治療をお望みなら、「病院=整形外科」が第一選択でしょう。
まとめ
当院での対応
こちらのページでもストレートネックについて紹介しています。よろしければどうぞ参考にしてみてください。