池袋の整体で肩甲骨と背中の激痛を解決-2
JCC池袋整体院での施術方針とプロセス
Mさんの検査とひと通りのチェックを終え、施術プランを提示しました。
ポイントは「いかに過敏さを鎮静化させるか」に置きました。
病院での診断と検査結果と治療
激しい痛みが続いているので、病院は今まで通り通院することを強くお勧めしました。何といっても、痛み止めは必要ですし、放散痛として背中の痛みが他の病気と関連している場合もあり、こうしたケースはよく見られます。
Mさんは、神経ブロックやトリガーポイント療法も受けてきました。トリガーポイント注射は、整形外科やペインクリニックで行われる治療法です。トリガーポイントとは、筋肉が固くなっている部分(筋硬結)で、押すと痛みが広がるシコリのような圧痛点があります。トリガーポイント注射では、このトリガーポイントに麻酔薬や抗炎症薬などの薬剤を注射することで、筋肉の緊張を緩和し、痛みを軽減しますが、Mさんにはこの方法でも、大きな変化が見られなかったという事でした。そこで最終的には痛み止めの服用のみとなっていました。
理学療法について
理学療法: 病院での理学療法は電気を当てたり、マッサージを受けていましたが、押したりマッサージをすると、より痛みが増していたそうです。ドクターとも相談し、ご自身で判断してよいとのことで、少し休むことにされました
JCC池袋整体院での施術
Mさんの一連のお話から、病院での処置は十分に受けられているため、まず行うべきことは神経の鎮静化と判断しました。
肩甲骨、背中から腕の痛みは、「ジンジン、ビリビリ」と表現され、かなり過敏になっている状態です。
今回の痛みの発生は、コロナに感染し、家で療養時、立ちくらみから転倒し、頭や背中を打撲したことにあります。いわゆる急性の痛みであるはずですが、5か月以上経過しても痛みが続いています。特に首の角度を変えると、背中、肩甲骨にビリっとした痛みが生じます。そこで、下記のようなアプローチをしました
1.神経系の過敏性を鎮める:初めに神経系の過敏性を鎮めることを中心に行いました。
2.痛みの無い箇所から始める:背中と首の痛みが強いため、すぐに患部には触れず、痛みや自覚症状のない足首の調整から始めました。仰向けで膝を曲げる確認は90度のみ(通常膝140度、股関節130度)でしたが、施術開始から3分ほどで、90度から140度へと大きな変化を感じてもらえました。このように、痛みから離れた部分からの変化を実感してもらうことで、数か月にわたる痛みから解放される感覚と安心感、そして「変われるかもしれない」という希望を感じていただきました。
3.頭蓋骨調整:次に頭蓋骨の調整を行い、数か月の緊張状態を患者さん自身の手で確認してもらいました。時間はかかりましたが、5分ほどで頭の膨張感の変化を実感してもらえました。
4.肩甲骨、鎖骨、肋骨、背骨の調整:横向きで肩甲骨、鎖骨、肋骨、背骨の調整を行いました。腕を挙げる動きは120度ほどで、脈の動きも90度で消失していましたが、アクティベーターという矯正用具で調整することで、短時間で可動域が回復しました。
5.再度の調整:仰向けで頚部と肩甲骨、上部胸椎のfixation(ひっかかり、固着)の解除を行いました。
施術後の経過と改善
1回目の施術後も首の動きで肩甲骨周りに痛みがありましたが、頚椎4番と胸椎1番の微調整を行うと痛みが軽減しました。それにより、家庭や職場で急に激しい痛みが出た時でも、セルフケアで痛みを軽減できれば安心感が得られます。
肩甲骨と背中の激痛が減った
施術開始から徐々に改善が見られ、毎週の施術とセルフケア、日々のエクササイズを実行してもらうことで痛みの程度が軽減しています。当初、痛み止めや薬を使用しても10分間座っていられなかったデスクワークが、4回目の施術後には半日パソコンに向かっても痛みが出ないまでになりました。
背中の激痛がゼロに
施術の現場で痛みが和らがないとき、患者さんの苦しみや不安、焦り、もどかしさが胸に迫ります。このような時こそ重要なのが、「現在の状態と理想の健康状態とのギャップを示す地図」です。この地図があれば、施術者と患者さんが共に「今抱えている問題」「痛みの原因」「なぜ改善しないのか」「どのような条件で改善するのか」を明確に理解することができます。治療のプロセスでは、信頼、忍耐、励まし、そして深い思いやりが欠かせません。
お互いを支え合い、希望を持って進んでいくことで、患者さんの痛みは徐々に和らぎ、光が見えてきます。今回のMさんのケースでは、施術者と患者さんの尽力により、5回目の施術で「痛みが3」に、6回目の施術後には背中の「痛みがゼロ」まで改善しました。
首を前に曲げると背中の痛みがピンポイントで出ますが、以前のズキズキする痛みはかなり軽減されています。患者さんは「超激痛を10とすると、4回目で6」と感じており、継続施術でさらに改善が期待できます。
背中、肩甲骨の痛みでお悩みの方へ
Mさんのような激しい痛みは避けたいものですが、日常的に背中や肩甲骨周辺の痛みに悩まれる方は多くいます。デスクワーク、姿勢の悪さ、骨盤の歪み、枕の不適合など原因は様々ですが、重要なのは「現状が何を意味しているのか」を知ることです。
まずは必要に応じて病院でレントゲンを撮り、適切な治療を受け、自己管理を行うことが大切です。当院では、痛みの出ている箇所だけでなく、その背後にある問題を見つけ出すことに重点を置いています。
なぜなら、人は痛みや症状が無ければ、そのまま気づかずに日常を過ごしてしまいます。しかし、痛みの背後には体の構造的な問題が潜んでいることが多いのです。痛みや症状は「結果」であり、その前には必ず「原因」が存在します。原因があり、そこに何らかのきっかけや時間の経過が加わり、結果として痛みが生じるのです。
「痛くなければ、それでいい」という考え方もありますが、痛みや症状を感じたときはそのサインをキャッチしてあげましょう。早期に対応することが予防と回復への第一歩です。また、日常生活での正しい姿勢やセルフケアが予防にも繋がります。
お困りの際には、どうぞJCC池袋整体院にご相談ください。私たちはあなたの健康と快適な毎日を応援しています。
おわりに
痛みの原因は日常生活の至る所に潜んでいますが、恐れることはありません。日頃の予防やセルフケア、そして体に異変を感じた時にはすぐに頼れる信頼できる専門家を見つけることが大切です。そして、あなた自身が自分の体を大切にケアすることを忘れないでください。痛みの無い、快適な毎日を過ごせることが一番です。Mさんのケースは、背中や肩甲骨の痛みに悩む多くの方に希望を与えるものでした。どうすればよいか分からずに悩む方々にも、適切な施術とサポートがあることを知っていただければ幸いです。JCC池袋整体院は、これからも皆さまの健康と笑顔を全力でサポートしてまいります。