肩甲骨と背中の痛みを解決したJCC池袋整体院:筋膜の炎症の症例と回復|東京都豊島区で腰・肩・脚のお悩みはJCC池袋整体院へ

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肩甲骨と背中の痛みを解決したJCC池袋整体院:筋膜の炎症の症例と回復

はじめに

JCC池袋整体院には、背中の痛みに苦しみながら日々の生活を送る多くの患者さんが訪れます。本日は、その中でも特に印象的だった肩甲骨周りの痛みの症例をご紹介します。この記事を通じて、同様に背、肩甲骨の痛みで悩む方々に希望となるような情報を提供できればと思います。

目次

50代男性の肩甲骨と背中の痛みを解決:JCC池袋整体院の施術例

Mさんは50代の会社員で、職場での重い責任を負いながらも、趣味の運動にも打ち込み、楽しい毎日を過ごしていました。
初診は8年前。当時も激しい痛みに悩み、会社の部下に紹介されて来院されました。
今回は5年ぶりの来院ですが、数ヶ月前から右肩甲骨から右肩にかけて、強烈な痛みに悩まされ、仕事を続けられないほどだったそうです。痛みで本当に涙が出た、とのことですから、言葉にならない相当な痛みですね。当然、日常生活にも大きく支障をきたし、生活の質も著しく低下させていました。

肩甲骨周りの症状とその影響:50代男性のケース 

Mさんは健康管理にも人一倍気を付けている方です。しかし6月にコロナに感染したそうです。夜、トイレに行こうと立ち上がった、その時・・突然立ちくらみがしました。Mさんは、そのまま部屋の中で倒れてしまいました。この時に悲劇が起こりました。
以下はご本人の言葉です。
「倒れた時、首と頭、背中を強く壁と床に強く打ちつけて、バキバキバキバキ・・武道をやってきたけど、こんな音聞いたことのない!っていう音がして、首がねじれた。その瞬間、ああ・・人はこうやって死んでいくんだ・・・俺はこのまま死んじゃうんだ、と本当にそう感じた。」と言います。
治療中も「ホントに人はこうやって死ぬんだ・・」という言葉を何度も繰り返していました。大袈裟とか話を盛っている、とかではなく、本当にその時の感じを伝えようとしてくれました。話を聞いているだけでも、ゾッとする恐ろしい光景です。私自身は経験をしたことがないので、Mさんの言葉から想像しました。その時の、時間の流れ、頭や首、背中を打ち付ける感覚、痛み、そして恐怖・・など。
実際の感覚は想像もできないけれど、目の前のMさんの体は、その時の衝撃を物語るには十二分なほどの痛みです。
首、背中の痛みは、特に仕事中に強く現れました。座っていることができず、立っているのも困難なほどだっと言います。夜も眠ることができず、疲労とストレスが積み重なり、精神的にも追い詰められました。痛みが強すぎて、仕事を休まざるを得なかった日もあると言います。

長年の武道の鍛錬で、関節技やたくさんの痛みには相当慣れているはずのMさんが、「仕事中に痛みで、本当に涙が流れてきたんです・・」と語っていました。それにしても、とんでもない痛みです。しかも・・・病院に通ったけれど、痛みが殆ど変わっていない!という状況です。

病院での診断と検査結果と治療

転倒して強く首を打ったMさんは、翌日すぐに整形外科を訪れました。
レントゲン、MRIの後、医師からは「打撲と筋膜の炎症です。頸椎と胸椎も悪い。でも今回の転倒で悪くしたというよりは、以前から存在していたものが、今回の衝撃で痛みを出したのだろう」ということでした。

病院での治療

こうして病院での診断がくだり、痛み止めの薬と湿布、また理学療法が始まりました。
6月に転んでから7月、8月、9月、10月、そして11月と時間が経過しました。
しかし、よほど打ちどころが悪かったためか、更には以前から存在した問題が悪化したことも加わったのか、一向に痛みが消える様子が無かったと言います。もうこのままずっと痛みは消えないのかも知れない・・・と打ちのめされる気持ちと、いやいつかはきっと良くなる!という期待が何度も何度も交錯したそうです。しかし、希望を持とう、前向きに考えようとしても、デスクワークで首を前に曲げていると、背中に激しい痛みが走り、また涙が流れたそうです。

あっ!池袋整体院の先生がいた!

病院での治療に5か月専念しましたが、仕事もままならない状況の中、「池袋の整体院だ!」と急に思い出したそうです。
元々、同じ職場の部下に紹介で初来院したのが8年前。今までも、どこかを痛めては、ことあるごとに何度も来院しては対応してきましたが、コロナが発生してから5年間は一度も来院していませんでした。(実際、コロナ発生を機に、そのまま…という方、結構多くいらっしゃいます)

きっと何とかしてくれる、と思った

そんな中、当院を思いだしてくださったことはとても嬉しく思います。ただ嬉しいだけでなく、目の前のよくわからない激痛にどう向き合るか?
患者様の期待にどのように応えていくか?これは永遠のテーマです。
連絡を頂いた時は、病院での診断の他に「右肩甲骨のあたりから、右肩にかけての激痛」ということでしたが、実際に拝見すると、首、肩、肩甲骨周辺、背中、腰・・と全体に筋肉の硬直が出ています。首を前に曲げると、背中に激痛。上を向くと首に激痛。息を吸うだけで肩甲骨内側から肩にかけての痛みが出ます。

JCC池袋整体院での施術方針とプロセス

Mさんの検査とひと通りのチェックを終え、施術プランを提示しました。
ポイントは「いかに過敏さを鎮静化させるか」に置きました。

1. 病院への通院継続は必須

激しい痛みが続いているので、病院は今まで通り通院することを強くお勧めしました。何といっても、痛み止めは必要ですし、放散痛として背中の痛みが他の病気と関連している場合もあり、こうしたケースはよく見られます。

Mさんは、神経ブロックやトリガーポイント療法も受けてきました。トリガーポイント注射は、整形外科やペインクリニックで行われる治療法です。トリガーポイントとは、筋肉が固くなっている部分(筋硬結)で、押すと痛みが広がるシコリのような圧痛点があります。トリガーポイント注射では、このトリガーポイントに麻酔薬や抗炎症薬などの薬剤を注射することで、筋肉の緊張を緩和し、痛みを軽減しますが、Mさんにはこの方法でも、大きな変化が見られなかったという事でした。そこで最終的には痛み止めの服用のみとなっていました。

2. 理学療法

理学療法: 病院での理学療法は電気を当てたり、マッサージを受けていましたが、押したりマッサージをすると、より痛みが増していたそうです。ドクターとも相談し、ご自身で判断してよいとのことで、少し休むことにされました。

3. JCC池袋整体院での施術法とプロセス:

Mさんの一連のお話から、病院で出来る限りの処置は受けられていますので、まず行うべきことは神経の鎮静化と判断しました。
肩甲骨、背中から腕の痛みは、「ジンジン、ビリビリ」という表現です。かなり過敏になり、痛みの信号が出過ぎている状態と言えるでしょう。
今回の痛みのきっかけは、コロナ時の立ちくらみからの転倒による頭、背中の打撲もありました。いわゆる急性痛のはずですが、既に5か月の経過で痛みも長引いています。特に首の角度を変えると、背中、肩甲骨にビリっとした痛みが出ます。

①先ずは神経系の過敏性を鎮める事を中心としました。
②今回は、背中と首の痛みが強いため、すぐに患部は触れません。最初に痛みや自覚症状の無い足首の調整から始めました。仰向けで膝を曲げての確認は90度のみ(通常膝140度、股関節130度)施術開始をして、3分ほどでかなりの変化を感じてもらえました。90度→140度へと変化。
痛みから離れた所から、自分の体が「変われる」と実感をしていただくことが大切です。これにより数か月にわたる痛みからの解放感、安心感、あきらめから、変わるかもしれない!という希望を感じていただきたかったのです。
③次いで、頭蓋骨調整で数か月の緊張状態を、ご自分の手で触って確認してもらいます。少し時間はかかりましたが、5分ほどで頭の膨張感の変化も実感してもらえました。
④横向きで肩甲骨、鎖骨、肋骨、背骨を調整を行います。腕を挙げる動きは120度ほど、脈の動きも90度で消失しています。
 アクティベーターという矯正用具で調整すると、短時間で可動域も回復させられました。
⑤再度、仰向けで頚と肩甲骨と上部胸椎のfixation(ひっかかり、固着)の解除を行いました。

姿勢矯正: 日常生活での正しい姿勢の指導とサポート。

施術後の改善と経過
1回目の施術後も、首の動きで肩甲骨周りに痛みが発生していましたが、頚椎4番と胸椎1番の微調整を加えると、痛みが軽減することを感じてもらいました。それにより、家庭で職場で急に激しい痛みが出た時でも、ご自分のセルフケアで少しでも痛みを軽減出来れば、それ自体が安心感になります。
Mさんは施術を開始してから徐々に改善を見せ始めました。毎週の施術とセルフケアのセッション、日々の細かいエクササイズを実行してもらうことで、痛みの程度が軽減されています。10分も座っていられなかったデスクワークも、4回の施術後は半日パソコンに向かっても痛みが出ないまでになっています。首を前に曲げると背中の痛みがポイントではあるものの、以前のズキズキするような痛みはかなり軽減出来ている様子です。継続施術で更に良い状況へ変化出来る期待が十分あります。

背中、肩甲骨の痛みでお悩みの方へ

Mさんほどの激しい痛みは誰もが経験したくないですが、それでも日常的な背中や肩甲骨周辺の痛みに悩む方は多くいらっしゃいます。
デスクワークだから、姿勢が悪いから、骨盤が歪んでいるから、マクラが合わない・・など色々言われることはありますが、大事なことは現状が何を意味しているか?を知ることです。必要に応じて病院を訪ね、レントゲンで確認し、適切な治療を受けることと自己管理が重要です。当院では痛みの出ている場所だけでなく、その背景にある問題を探し出すことを重視しています。なぜなら、あなたが体の構造を知らなくても、痛みや自覚症状が無ければ、何も気が付かないまま生活をしています。「痛くなければ、それでいい」確かにその通りです。でも、痛みや症状を感じるときは自覚症状を軽視せず、早期に対応することが回復への第一歩です。また、日常生活での姿勢の保ち方や、セルフケアが予防にもつながります。迷ったときにはJCC池袋整体院にご相談ください。

おわりに
痛みの入り口は到るところに転がっていますが、怖がることはありません。普段の予防、セルフケア、おかしいと思ったらすぐに駆け込める信頼できる先生を探してください。そして、自分の体は自分がケアをしてあげなければならないことを、ぜひ知ってください。出来る事ならば痛みを知らず、つらさを感じず毎日を送れることが何よりです。Mさんの症例は、背中や肩甲骨周りの痛みに悩む、多くの方にとって希望となる例です。どうして良いかわからない、どこに行ったら良いかわからない、と悩む方々に、適切な施術とサポートがあることを知っていただければ幸いです。JCC池袋整体院ではでは、引き続き皆さまの健康と笑顔をサポートしていきます。