20年続く坐骨神経痛の悩み|東京都豊島区で腰・肩・脚のお悩みはJCC池袋整体院へ

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腰痛,坐骨神経痛

20年続く坐骨神経痛の悩み

坐骨神経痛による足の痛み、しびれ

現在50代の会社員のTさん。
もう、20年も!前から右足の坐骨神経痛による痛みで
ずーっと悩んできた、ということで来院されました。

長く座っていても痛むし、
椅子から立ち上がろうとしても痛む。

何をやっていても、ずしーんとした、痛みがずっと続く。
もしも、自分だったら、
耐えがたい苦痛です。

痛みなんて、誰も望まないし、
好きこのんで
痛みを抱える人は
誰もいません。

でも、痛みや症状はある日、
突然襲ってきます。
そして、消えて欲しいという願いとは裏腹に
何年間もずっとそこに居続ける。

整形外科、接骨院、整体院と色々通ってみて、
その施術で改善されていれば、本当に幸いです。

でも、しばらく通院したけれど、
思うように改善されていないなら・・

また、しばらく良くても
また同じ痛みが続いてしまうなら・・

少し違う角度からアプローチすることも、
一つの方法です。

同じ坐骨神経痛に悩んでいる方々にとって、
少しでもお役に立てたらと思います。

坐骨神経痛の、痛みに苦しみ悩んでいるのは、
あなたひとりだけではありません。

同じ坐骨神経痛の痛みを持つ方が、
改善していくストーリーを知ることで
少しでも希望を持っていただけると
幸いです。



先ずはどんな症状か、お聞かせください 

坐骨神経痛の痛み方は、人によってさまざま。
Tさんの症状は

右のお尻から、太ももの裏側、真ん中あたりまで、
坐っているとズーンとして痛む、というもの。

ズキズキ、というよりはズシーンと
「締め付けられてくるんです」

「ふくらはぎや、つま先まで痺れたり
 痛みが走ったりはしていません。」

というケースです。

どんな体勢や姿勢の時がつらくなりやすいですか?

「一番は座っている時。」

--どのぐらい座っているとつらくなってきますか?
 例えば、1時間、3時間など・・

「仕事はデスクワークなので、一日中座りっぱなしですが、
だいたい10分も座っているとお尻周りが締め付けられてくるんです。」

そういいながら、何度も何度もお尻周りをさすっているTさん。

--10分?それではつらいですね・・
10分って、殆どずっと痛いということですからね。

★先ずは1時間~3時間座れるようにする、これは当面の目標値とします。
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坐骨神経痛が出始めたキッカケを教えてください

どんな症状も、発症のきっかけがあるものです。

先ずは現在の坐骨神経痛の症状の全体像を把握した後、
痛み出したキッカケをお伺いしていきます。

坐骨神経痛はいつからですか?

・坐骨神経痛の痛み自体は30代なかばぐらいから。
・仕事をしていると、臀部からモモ裏にかけて痛むようになった。
・考えてみると、30代に旅行中に転んで腰を打って、ひねったのがきっかけかも?
・そういえば、それから足に痛みが出るようになった気がする

それ以前に腰を痛めたことは無かったですか?
・そう言えば、中高の部活でバスケットをしていて、練習中腰が痛くなり、
 整形外科でレントゲンを撮ると「腰椎すべり症」と言われた。

--治療を受けて、その後はどうでしたか?
・腰は痛いまま、何となく練習は普通にしていた。

--当時、足に痛みや痺れはありましたか?
・特に今の様な坐骨神経痛の痛みや痺れはなかった。

--中高生以降、ずっと腰は痛んでいましたか?
・ひどくは無いけど、腰は気になっていた。

坐骨神経痛自体は、30代に転んでから?
・転んだ後、病院に行ったが、特に何も無く・・
 その後、臀部の痛みがずっと続くようになった。
・あまりに痛いので、今年5月に再度、整形外科へ行って、
 レントゲンとMRIを撮ったら、数ミリの血管腫が見つかった。

--今の坐骨神経痛との関係と、その後の治療計画は?
・特にその影響ではなく、特に治療も無い。
 あとは数か月ごとに経過観察をする。

--そのレントゲンとMRIの画像はお持ちですか?
・病院からもらっていない

--了解しました。では、その状況があるという前提で、
これからお身体の状況チェックをしながら、確認をしていきます。

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JCC池袋整体院での検査法

詳しくお話を伺った後は、立位、座位、仰向けでの
各種検査を行っていきます。

主なチェック項目は概略、以下の通りです。
1.姿勢分析
2.動作確認(歩行、可動域、痛みの増減、片足バランス)
3.知覚、運動神経、反射
4.骨盤、脊柱の静的・動的触診
5.筋肉の動き、抵抗、調和、筋力
6.足首、股関節の連動性
7.頸椎、頭蓋骨の連動と反射


坐骨神経痛を起こしている原因を探す

坐骨神経痛を起こしている場所は明らかです。
解剖学的に説明することも決して難しくありません。

問題は、何故それが発生したのか?の背景にある問題とストーリーです。
Tさんのケースでは、
10代で分離症~(ずっと腰は重かった)
30代で転倒~腰の打撲(腰痛が悪化した)
それ以降、デスクワークで坐骨神経痛が発生
という流れ。

レントゲンも撮り、整形でも整骨院でも整体でも施術してきたが、
症状の改善は一定以上はみられなかった、とのこと。

背後にある問題は何か?
当然、ここから先が本題になります。

先ず筋力検査では、右足親指の力が殆ど入らない状態です。
更には、大腿四頭筋のホールドも効いていません。

通常は、これで腰の4番、5番の問題と結びつけますが、
それはひとまず置いて、確認迄に止めます。

中高生でバスケットをしていて、練習中痛みを感じ、
レントゲンで第5腰椎分離症と診断を受けている、という事実がある。

更に、3,4番に血管腫がある。

さらに、他院にて腰、骨盤の施術を十数回受けても改善されていない。

このことから、先ずは腰の調整でなく、
最初に足首の検査と施術を行う。

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JCC池袋院での坐骨神経痛の施術法



先ずは足首の確認から

立位での動作と歩行状況から「足関節捻挫」の古傷があることを確認しました。
バスケットやサッカーなどでよく起こる、足関節の捻挫の痕です。

足関節を内側にひねって生じる「足関節内反捻挫」
つまり、内側にひねって、足首が外側にガクッとひねってしまう動きです。

「足関節内反捻挫」になると、足関節の外側に負担がかかり、
靱帯損傷を引き起こします。
距腿関節や距骨下関節の不安定性が起こっている、と考えられます。

骨盤の右外側への傾き

足首の古傷が、体の外側への流れを引き起こしている可能性を考えられます。
足首のゆがみは、脛骨、腓骨、大腿骨、骨盤へと連動されます。

結果として、大腿骨や腓骨が内旋傾向が強まりに歪むことで、
骨盤も横へ広がる動きのみならず、身体の中心での支えが弱くなっていました。


右股関節の屈曲で90度での制限
膝を曲げて、胸に近づける動作に大きな制限があります。
一般的には「体が硬い」「股関節の可動域が悪い」
筋肉が…、関節が…、骨盤が・・・と色々な表現をされますが、
それらのことは、置いておいて、ここまで、下肢の動きの確認を完了します。


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JCC池袋の坐骨神経痛施術のカギ


頭蓋骨調整

痛みが長引いている人ほど神経が過敏に

Tさんのように坐骨神経痛が20年も続いていると、
痛みを感じ続けた結果、痛みに対する感度が上がって、
神経は過敏になっています。

立位座位に関わらず、時間が長くなると
(Tさんの目安は10分)臀部に痛みが出始めます。

部屋で例えれば、天井が下がってこない様に壁や柱が支えるべきところを、
その働きが低下した為に、筋肉を硬直させることで、
支えの力を強化しようとしている状態です。

しかし、実際は筋肉は固く硬直すると、
筋肉自体の持つ能力を下げることになります。

その為、ますます支える力が低下し、
固まった筋肉が坐骨神経を刺激し、周辺に影響を与え、
坐骨神経の炎症を強めたり、治りにくくさせます。

神経が刺激を受け続けると、過敏に反応しやすくなります。
つまり、少しの刺激でも反応してしますのです。

痛みが強い時期は、立っていても、歩いていても、仕事中座り続けていても、
時間が長ければマイナス刺激となってしまいます。

頭蓋骨調整で過敏な神経を鎮静化する

施術の順番は個人の状況によって異なりますが、
頭の調整から始めることもあります。

長期間の坐骨神経痛では、神経自体が過敏になっていることが多く見受けられます。
脚の痛みという意味だけでなく、マイクのハウリングのような状態で、
どんなことにも過敏に反応し過ぎる状況になっていることが少なくありません。

坐骨神経痛の治療は、腰や骨盤、足の施術だけではなく、
頭蓋骨調整も大事なポイントの一つです。

鎮静化すると痛みは軽減しやすくなる

頭蓋骨調整によって過敏さが軽減すると、
施術の刺激自体を受け取りやすくなります。

どんなに適切な施術と刺激を加えたとしても、
受け取る側のマイクのボリュームが大きすぎると、
必ずハウリングの反応が起こります。

それでは、どんなに治療を受けたとしても、
良い効果を期待できなくなるでしょう。

もしも、あなたの痛みがまだ消えていないなら・・
今までに何度も、何件も治療院を渡り歩ているのなら・・・

この最初の鎮静化のセッティングが出来ていない可能性が高いかも知れません。
それでは、お金も時間もとてももったいないことだと思いませんか?

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Tさんは10年前に椎間板ヘルニアを患い、
その後、脊柱管狭窄症も発症しました。

朝は臀部の痛みで苦しみ、
歩いては10分も歩けず、
坐っていてもズシーンという鈍痛に苦しんでいました。

もちろん、整形外科にも通い、
リハビリを受け、接骨院や整体、鍼治療も数えきれないほど受けてきました。
しばらく良いかな、と思っても、ちょっとしたきっかけでまた激痛に悩まされてきたそうです。

以前、仕事で来日された海外の方が、当院に治療に来られ、
その方がTさんの海外出張先での痛みの姿を見かねて、
当院を紹介してくださった・・という経緯で来院され、3回施術しました。

その後、一週間の海外出張中も無事痛みなく行くことができました。
帰国後、施術をして調整して、更に海外出張に繰り返し行くことができています。

もちろん、痛みが軽減しても、この先一生痛みなく過ごせる保証はありません。
だからこそ、セルフケアを覚えて頂くことも大切です。

ちょっとした動作や、動き方、日常の細やかな注意点を知って、
ご自分の日常でできることを増やすことで安心感が全く変わります。

もしも、あなたが坐骨神経痛で悩んでいるなら、
色んな事をしてきたけれど、坐骨神経痛が収まっていないなら、
今までとは違ったアプローチをしてみるのも、一つの選択ではないかと思います。

坐骨神経痛で同じ悩みを抱えている方がたくさん来院されています。
そして、その悩みから解放された方々もたくさんいらっしゃいます。

一人で悩まず、一度相談してみて下さい。
そこから、痛みのない生活の扉が開くことを祈ります。

ご予約は右上から


JCC池袋整体院
院長 福井由司