首都圏1都3県の緊急事態宣言が3月21日までの延長とされていますが、依然として新規感染者数は下げ止まり、横ばい、微増の繰り返しという状況です。
現時点では、21日の期限通りの解除を目指す方針のようですが、このまま解除されても、また増加してくるのでは、と誰もが心配し予想されるところです。
毎日目にして、すごく気になるのが飲食店での光景です。
政府の対応や経済対策が問題だ・・など色々と意見はあるでしょうが、もう、国民一人一人の自覚と行動が変わらなくては無理だと思うのです。
当然、ほとんどの人が本当に良識的で、懸命に生活していると実感します。電車通勤の光景も本当にまじめに、痛ましいぐらいにきっちり守って、感心するぐらいみんな頑張っていると、お互いにかんじているはずです。
しかし・・・、夜の飲食店の中では、グラスを片手にマスクもせず、大声で騒ぐ若者もいるし、道路ではしゃぐ酔っぱらいの姿も見かけます。飲食店が悪いとか、店を開いてはいけないのではなく、利用する側の「お客の自覚」だと思うのです。
とにかくマスクを外しての会話はNGと心得るべき
とにかくマスクを外して人と話さない！これをどれだけ守っているか？です。
もうテレビの特集やニュース番組でマスクをしない状態で、くしゃみをしたり、おしゃべりした時の唾液が飛沫する映像はご覧になっていると思います。
スーパーコンピューター富岳がシミュレーションしたあの映像です。
眼に見えないペンキのつぶつぶが、相手の顔にも自分の顔にも、料理の更にも、机にもビチャビチャとこびりついているのですから、あの状態で食べたり飲んだりしていると想像するだけで恐ろしいですね。
でも、あれが現実。色んな現実をちゃんと知って、ハッキリと認識する必要があります。
自分は大丈夫‥と誰もが思っています。でも、意外な所から、感染は忍び寄ってきます。去年までは東京で一日に2百人、3百人と聞いても、自分の周りにはいないし、あまり実感しなかったかもしれませんが、今年になってからは自分の会社の取引先で、とか、自分の友達の会社の人が感染した、という具合に何となく身近に迫っている、という人が増えています。
国、政府、知事、分科会の専門家、医療従事者もみんな必死にやってくれています。誰のせいにできない状況下で、自分はどの様に対応しているか？そこに尽きると思うのです。じゃあ、これ以上いったい何をしろって言うんだ！となりますが、やるべきことは限られています。マスク、手洗い、消毒、換気、人との接触の仕方、3密対策。
一番やるべきと、それはマスクを外して人と話さない！
これを国民全員が、そろそろ徹底して身に付けなくてはいけない時なのです。
飲んだり食べたりするなら、徹底したマスク会食を。
そうはいっても、お茶を飲む、食事をする、酒を飲む、となれば、マスクを外さないわけにはいきません。だから、緊急事態宣言時だけでなく、解除されたこれからの生活は今までと違う、マスクをして、人との距離を適切に守って、飲食の時も今までと違う形にしなければならない。だから、新しい生活と言われるのです。
私も家族や知人と外食することがあります。でも、注文時から料理が出てきて、いただきます、までマスクはしたままです。食べる時は当然はずします。食事中少し話すにしても、大声で話したり、盛り上げようと大はしゃぎすることもしません。
特に飲酒をする人にとって、マスクを付けたり、外したり、食べたり、飲んだり、は面倒くさい、と言います。当然、誰もがそう感じるのですが、ココを徹底してやらなければ、緊急事態が解除されても、必ずまた感染者数は増えるのです。必ずです。
誰が悪い、だれかのせい、政府のせいではなくマスクを外して酒飲んではしゃいでいる自分のせい！とそう自覚、責任をもつしかないのです。
自分と家族、それに親しい仲間は問題ないでしょう。
しかし、そのお店にいる他のお客さんはどんな人かは、誰にもわかりません。
殆どの人は、ちゃんとしている・・・はずですが。
でも、夜になって、酒が入ると、必ずしもちゃんとしていない人がいるのも事実です。
普通にしていれば問題ない、と思っていても、普通でないのが今の状況です。
自分は普通！と思っていても、もしかすると案外そうでないのかもしれない、と自分を再チェックしなければなりません。
とにかく、マスクを外して人と話さない、飲食の時も守る。これをもうそろそろ徹底して身に付けなくてはいけない時なのです。
面倒くさいなら、外で酒を飲まない！そのぐらいの覚悟と責任を持つことが要求されている時になっている、その自覚が必要なのではないでしょうか。
緊急事態宣言が解除されるかどうか関係なく、これからの生活では、
マスクを外した時の人との接触の仕方＝人としての礼儀・エチケットの基本となる、ということです。
マスクを外した時の、飲食、飲酒、人（異性）との距離、在り方を見直しなさい、とこのウィルスは教えているかのようです。